あらすじ
かつてその吸血鬼は格上との闘争こそが生き甲斐だった。
だが彼女は強くなりすぎてしまった。
最強となってからの日々はただひたすらに退屈で満たされない。
そんな地上最強の吸血姫は次第に「血」ではなく「知」、「闘争」の代わりに「知的好奇心」を満たすことに生き甲斐を感じるようになっていった。
幸いにして、この世界は多くの謎が散在していた。
自然の摂理や物理法則では説明がつかないアーティファクト。人類の生存圏の外側に跋扈する知性のない化け物。謎に満ちた古代文明。世界に充満する有害なオド。理の外側にいると思しき超越者の影――。
それらを前にしたとき最強の吸血姫は挑戦者でいられた。
そんなある日、地下深くの氷層から人間と同じ形状をした未知の生物が発見される。
その生物を解凍し蘇生すると、彼は自らを「日本人」と名乗った。
この世界には存在しない「日本」という国家の存在と「現代日本の叡智」に、吸血姫の知的好奇心はくすぐられ、唆られた。
登場人物

リネーシャ・シベリシス
種族
吸血鬼
年齢
約3000歳
性別
女性
国家
レスティア皇国
階位
皇帝
- 戦闘力
- 10.0
- 魔法
- 10.0
- 鬼道
- 10.0
- アーティファクト
- 10.0
- ███
- 7.0
- 知能
- 9
人類
世界には「人」と「人から派生した4種類の亜種」が存在し、これらを総じて「人類」と呼ぶ。
また、亜種の中にはさらに細かく変種が存在し、多種多様な種族が存在している。なお、怨人は人類ではない。
種 | 人 | ||||
亜種 | 魔人 | 亜人 | 獣人 | 鬼人 | |
変種 (代表例) | 魔女 | エルフ | 人狼 | 吸血鬼 |

国家
三大列強国
レスティア皇国

あとで国旗に差し替え
神聖ラザネラ帝国

あとで国旗に差し替え
マシリティ帝国

あとで国旗に差し替え
国際聯盟所属国家
ヴァルシウル王国

あとで国旗に差し替え
ラザネラ教圏国家
ロゼス王国

あとで国旗に差し替え
自由貿易経済圏国家
レギリシス族長国連邦

あとで国旗に差し替え
三大列強圏外国家
ルーダステス評議国

あとで国旗に差し替え
ジン・ジミュエール帝国

あとで国旗に差し替え
軍事力
経済力
歴史の長さ
神託の地

アーティファクト
あ
書籍情報
制作中
レビュー紹介
ネット小説大賞運営チーム
序盤の眠りから覚める場面がとてもいいですね。リアリティがあって、導入部として強い引きになっていました。これから関わるキャラ達の簡単なお披露目にもなっており、読み手に対して親切です。おかげでキャラの把握が容易でした。
小説家になろう感想欄より
主人公が知る吸血鬼伝説と、現状との差。緯度やアーティファクト、そしてスマホと現代に繋がる魅力的な謎が散りばめられています。それらの謎のピースが、どのようなパズルを完成させるのか興味深いです。リネーシャは理知的で魅力的でした。
怨人の存在であったりと、焦臭い世界観が読み手の好奇心をくすぐってくれます。
ChatGPT
非常にユニークで緻密に作られていると感じます。神託の地と不浄の地の境界についての曖昧さや、超越者に関する謎が物語の後半に解明されることを期待させます。また、リネーシャが地上最強から知識欲へと転換していく様子が興味深いです。
ChatGPT-4
主な登場人物は、異なる種族や国家、宗教のバックグラウンドを持っており、物語の世界観を豊かにしています。特に、リネーシャとエルミリディナの関係性や、至誠がどのようにしてこの世界に融合していくのかに注目しています。
登場する国家や宗教も、それぞれ異なる特徴を持っており、物語の中での対立や協力が見所になりそうです。また、ラザネラ教とマギ教の対立がどのように物語に影響を与えるか興味深いです。